ジョージア・オキーフ*空と砂漠と自分と



どこまでも続くニューメキシコ州の空。

その下には、広大な砂漠。

その地に背筋をスッと伸ばして立つ女性。

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凛として砂漠に立つ女性の姿はハッとするくらい美しく、
モノトーンの写真でありながら、色彩豊かな写真のように
鮮烈な印象が胸に刻みつけられました。

それがジョージア・オキーフとの出会いです。

大学生になってから、美しい花のクローズアップや
まるで生き物のように砂漠に立つ動物の骨の絵などを知り、
ますますオキーフに興味を持ち、魅かれていきました。

そんなジョージア・オキーフに関する美術レクチャーを
丸の内カフェ主催で林 綾野さんが行うということを知り
迷わず夫と参加の申し込みをしました。

林 綾野さんは、キュレーターでありながら、食の研究家。
美術作品と食をコラボレーションさせた企画を次々に成功させ
「フェルメールの食卓」など、本も出版されています。

TV番組「情熱大陸」で彼女の活動を見て以来、いつか彼女のレクチャーを
実際に受けてみたいと思っていたのですが...
こんなバッチリのタイミングで実現するとは思いませんでした。

なんとレクチャーの最後には、林さんのアイディアを取り入れたレシピで
ジョージア・オキーフのスープが出るというのも、嬉しい企画★

...当日、会場には早めに到着しましたが、すでに着席されている人多数。
運よく、中央に二つ空席を見つけ、腰を下ろしてワクワクしながら開始を待ちました。


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林さんのレクチャー、期待以上に内容が充実していました!

スライドを沢山使用しながら、オキーフの作品を様々なエピソードを交えながら
分かりやすく説明していただき、本当にあっという間の時間でした。

NYで画廊を経営していたスティーグリッツと出会い、
年の差を超えて結婚したオキーフ。

d0167002_2375486.jpgスティーグリッツは写真家でもあり、
彼女のポートレートは、ほとんどが
スティーグリッツの作品です。

彼は自分独自の美のこだわりを持ち、
オキーフの手にこだわった
印象的な作品も多く残しています。

それにしても芸術家同志だからこそ
分かり合える部分もあれば
ぶつかることも多かったことでしょう。

しかし二人は、最後まで固い絆で
結ばれていました。


旅行で訪れたニューメキシコ州の自然を気に入って、
二人で移り住むようになったのはオキーフが40歳を
過ぎてからのこと。

この土地で彼女は多くのインスピレーションを得て、
多くの代表作を創り出していきました。

そんなオキーフに、夫であるスティーグリッツも
インスピレーションをもらいつつ、自身の作品を
創り出していったのです。

夫亡き後、70歳を超えてから車であちこちを旅行してまわり
年下のパートナーと出会い、一緒に暮らしながら
作品を更に作り続けたオキーフ。

当時の時代背景を考えても、相当に型破りでパワフルであり
アグレッシブに生きた女性だったと言えるでしょう。

自分に嘘をつくことなく生き抜いた女性。

...だからこそ、オキーフの絵には迷いがないのかもしれません。

そして、その強さと迷いのなさに私は魅かれるのだろうと思います。

また、その裏に潜む女性的な一面も、とてもチャーミングです。

料理好きでもあったオキーフのエピソードを紹介した後で頂いた
「さつまいもとマッシュルームのスープ」のなんとも温かくて美味しかったこと★

ニューメキシコの台所に思いを馳せながら、一匙ずついただきました。



後日、モダン・アート・アメリカン展に足を運びました。

会場のちょうど中ほどに、そのオキーフの作品はありました。

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青い空の下、広がる赤茶色の土地の上に立つ教会。

その教会の姿に、彼女は何を見ていたのでしょうか。

Yesでも、Noでもない、ジャッジをすべて飛び越えた
先にある「ただ自分である」ということ。

オキーフの描く教会には、そんな彼女の祈りにも似た
思いが潜んでいるように思います。


....ピアフに続いて、オキーフという「自分に正直に生きた女性」の
まっすぐなエネルギーを感じることのできた10月。

今日、小さな願いを込めて見上げた空には、
ふんわりと雲の橋がかかっていました。

自分が自分であるという生き方。

橋の先にあるものは、そこに続いていくのだろうなと感じています。

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by Dorothy-Naomi | 2011-10-25 23:15 | *Art & Theater | Comments(2)
Commented by sunkyu at 2011-11-06 10:22 x
素敵なエッセイですね。自分が自分であるためには弧を(個を)貫き通す覚悟が要りますね。
貴方もきっとそんな部分を持ち合わせた方なのでしょう。
Commented by Dorothy-Naomi at 2011-11-06 12:21
★sunkyuさん

すてきなコメント、ありがとうございます。
「孤(個)を貫き通す覚悟」という言葉、胸に響きます。
自分であるという部分、大事に生きていきたいと思います(^^)
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