NY Life in Nov.(4) 2017★ サンクスギビングに友と話したこと



晩秋のNY。

色づく木々の葉は、まるでパレットを広げたようです。

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先日の木曜日、Thanksgiving(感謝祭)の日は、前日までの雨も上がり久しぶりに晴天でした。

この日のNYは「みんな、どこに行っちゃったの?」というくらい、本当に静か。

パレードが行われる中心街をのぞき、道路も地下鉄もガラガラ!

お店も、銀行も、ブロードウェイの劇場も、美術館も全てお休み。
たまーに開いているお店があっても、店内は人もまばら。

インターンシップ先が休みになるので、「金曜日も休みにして、土日と合わせて実家で過ごすの」と、クラスメイトの何人かは遠く離れた実家へ。

去年はマリア(教授)が自宅に招いてくれ、上級生やクラスメイトと楽しみましたが、今年は高齢のお母様のお見舞いのために実家へ戻るため中止とのこと。

「じゃ、締め切り間近の課題をこなす時間にしよう。アップアップになる前に少し手をつけておこうかな。」

そんな風に考えていたところ、、、

「我が家で開くサンクスギビングに来ない?」と、クラスメイトのバーバラからのご招待メール。

「は?課題レポート?ナオミ、何言ってるの?とにかく、来て。そんなの後回し!」

こっちに来てから知ったのですが、ある意味クリスマスよりもサンクスギビングは「大事な人と楽しく食卓を囲む日」として重視するのがアメリカ人。

私の発言は「もってのほか発言」(バーバラ)とのこと。

ははは(^^;)
そっか、じゃ、いっちゃおーかな。

お料理やデザートはたんまりあるから、体だけ持ってきてね!という彼女の優しい言葉に甘えて、フランスのオーガニック・ワインを手にブルックリンの彼女の家へ。


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玄関の扉を開けると、バーバラの愛犬くんが飛び出してきて顔じゅうをペロペロして大歓迎してくれました。


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この日、少し遅いランチタイムのお祝いに集まったのは、バーバラのGFや友人たち。

みんな知り合いなのかな?と思ったら、初対面の人ばかりとのこと。

こうしてサンクスギビングに集まるのも、、、
う〜ん、ご縁ですね〜

暖炉には火が入り、あったかい室内のテーブルには、たくさんのご馳走が並び、いい匂いが漂ってきます。

お料理大好き!というバーバラのご自慢の七面鳥のロースト。

ふだんは肉類を口にしていない私も、この日はすこーしだけいただきました。美味!


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彼女とは年齢も近く、互いに子供の歳も近いので、いろんな話をするのですが、アメリカに来て初めてLGBTQ(同性愛や、トランスジェンダーと言われる人々)に関する様々な話をシェアしてくれたのも彼女でした。

彼女は元ご主人と二人の息子さんと平日はこの家で過ごし、週末は自分のGFと別宅で過ごす二重生活中。

NYUのクラスメイトの中には何人かLGBTQに属する友達がいますが、彼女もその一人。
みんな宗教も人種も違い、抱えているバックグラウンドは様々です。

たとえば、、、

白人で都会育ちでLGBTQな人と、田舎で生まれ育ったユダヤ人でLGBTQの人では、抱えているものが全く違います。

そこに土地の慣習や、移民かどうかなど、ほかの様々な要素が加われば、、、

当然、抱えている状況は更に複雑になっていくわけです。

「去年は、叔父が突然LGBTQ発言をして大混乱だったの。今年、サンクスギビングのテーブルを囲むのは、ある意味ホラー映画みたいな緊張感とスリルがある。」

そう言っていたのは、アメリカ中央部出身のクラスメイト。

アメリカに対して"オープンで何でも受け入れてくれる国"というイメージを持つ人は沢山いますが、去年の大統領選で明らかになったように、実は非常に根強い
偏見や差別意識が残っているのもアメリカ。

だからこそ、、、

どう行動を起こしていくか?

そして、自分を責めずに、どうやって気持ちよく胸を張って生きていけるかが大事。

大学院2年目に入る直前に、とても大きな決断をして今のライフスタイルを選んだバーバラ。

彼女は二人の子供の母親でもありますが、長い間ずっと二つの性の間を揺れ動き、「自分は女なのか?男なのか?」悩み続けてきたとのこと。

「ものすごく悩みに悩んだけれど、今はすごくラクよ。この形が今はベストだと思っているんだよね。」と、話してくれました。

彼女は今、NYUのスピーチ・クリニックで、ドラマセラピーのインターン中。

言葉を失ってしまった人々(失語症)や、トランスジェンダーやLGBTQの人が対象です。

私の今のインターンシップでは、精神病を経験した人々を対象にした回復プログラムを提供しているので対象人口も違えば、行っているドラマセラピーも変わってきます。

彼女のインターンシップ先での話はひじょうに興味深く、こうして互いの体験をシェアできるのも嬉しいこと。


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さらに彼女は、LGBTQの人々を対象にした斬新なアイディアを盛り込んだドラマセラピーのプランを考えている最中。

Nice!!
Exciting!!

「これさ、思春期のLGBTQの子供たちにいいんじゃない?」

夏にインターンしていた場所で出会ったLGBTQの子供たちの顔が浮かびました。

「ナオミもそう思う?実は、そういった年齢層も意識してるんだ。」

「やっぱり?いつかWSをやるときは、是非私も参加&ヘルプさせてね。」

「その前に、、、卒業しなくちゃだ〜〜〜」(二人で爆笑!)


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互いの前途にエールを送りあって記念撮影!

パチリ!


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翌日からは、街角にはクリスマスツリーを売る屋台が出現し、これから一気にクリスマスムードになっていくNY.

私はトナカイたちがウォーミングアップを始める前に、なんとか課題やパフォーマンスを全て仕上げて、期末テストも終わらせたいところ。

もうちょい人種や文化についてのことを書きたかったけれど、、、

だめだ、時間切れ=

それはまた次回にして、これからレポートの手直しに入りまーす。



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# by Dorothy-Naomi | 2017-11-27 03:22 | *NY Sketchbook | Comments(0)

NY Life in Nov.(3) 2017★ セラピューティック・シアター



11月も、気がつけば残り数日。

NYは時折マイナス気温の日になったりと、かなり冬モードに入ってきました。

来週からは、いよいよ期末テスト期間に突入です。(ひゃ==!)

その前に、幾つか書き留めておきたいことを書いておこうかな。


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この秋は、Therapeutic theater(セラピューティック・シアター)の授業の一環として、3つの劇を見る機会がありました。

セラピューティックシアターって何?ーそう思う人は沢山いるはず、、、

日本では残念ながらあまり知られていませんが、海外では(アメリカ以外でも)様々な形態で上演されています。

私がNYにきてから観てきたものを幾つかあげていくと、、、

・人種と偏見をテーマにしたもの
・摂食障害をテーマにしたもの
・レバノンの刑務所で行われた囚人たちによるパフォーマンスVTR
・イスラエルの刑務所で行われた女囚たちによるパフォーマンスVTR
・退役軍人たちによる、戦争体験をベースにしたパフォーマンスVTR   etc

何回かブログにも書いてきましたが、セラピューティック・シアターは普通の劇とは目的が少し違うんですね。

一番違うところは、「人に観てもらう」ということことよりも劇に関わっていく中で、個人がどう変化していったのか?という心的プロセスに焦点が置かれている点。

・劇の練習中に、何が内面に起こっていったのか?
・劇の上演を体験したことで、どんなインパクトがあったのか?
・劇の上演後にどんな変化があったのか?

参加者は劇の役柄を通して自分の中に潜んでいる個人的なテーマに向かい合っていき、ドラマセラピストはすべての過程に一緒に関わっていきます。

ドラマセラピストが一般のディレクターと違う点は、、、

・どうナビゲートしていけば、一番効果的に潜んでいるものを引き出せるのか?

・どう参加者から出てくる激しい感情(怒りや悲しみなども含め)を受け止めて、彼らを安全に守りながらリードしていけるのか?

そういった専門的なトレーニングを受けた上で、劇に携わっている点です。

また、誰に、どのタイミングで、何を表現させることが一番効果的なのか?といった部分を、セラピストとして見つめながらリードしていくのもドラマセラピストの役割です。



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今学期、私たちが観た作品は以下の3作品。

・The Siege

イスラエルの内紛・包囲攻撃作戦がテーマ。
実際に体験している人々が役者として舞台に立ち、英語字幕つきでヘブライ語での上演。


・Occupied territories

ベトナム戦争によるPTSDを持っている父親と、その父親との間に葛藤を持つドラッグ依存症の次女の話がテーマ。

ドラマセラピストの長女が、父親の死後ドラマ化したもの。


・The Birds

老人介護施設(居住型)にいるお年寄りたちによるもの。
自由とは?人生の意味とは?というテーマを、鳥として見つめて描いているもの。


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3作品それぞれ深いテーマで、色々な意味で激しく揺さぶられ、感じたものは多々ありますが、、、

個人的に一番深く心に残っているのは「The Birds」かな。



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脚本を作り、演出などを担当したのはNYUの卒業生ドラマセラピストということもあり、この劇は校内の小劇場で上演されました。

私は最終日の公演を観にいきましたが、100以上ある客席は満席。

舞台には譜面台がおかれ、譜面台は木の枝や花々、水しぶきの模様などで飾られています。

出演者は、頭や体には羽根飾りをつけて、思い思いの鳥に変身して登場。
ほとんどは、車椅子に乗っています。

彼らの後には、メッセンジャーバードと呼ばれる黒い衣装を来た介護人がつき、水を差し出したり、脚本をめくったり、車椅子の向きを変えたりという作業をヘルプ

鳥の王様は冠をつけて登場、学者の鳥は、本をたずさえて登場。
他にも、ラブバードや、シャーマン・バード、白鳥や鳩などなど、、、

マリア教授もキャストの一人としてゲスト出演することになり、
真っ赤なマントをきて登場。

彼らは都会の中にある森の中に住んでいる設定で、人間界のアレコレを鳥の目線から観ながら「まったくねぇ、人間ってねぇ。。。」と、お喋りする毎日。

そんな彼らの森に、ある日迷い込んできたのは初老の夫婦。

「もっと思い通りに生きればよかったのに。」「もう、やり直しはできない」
今までの人生を振り返りながら、夫婦の口から出てくるのは後悔の言葉の数々。

「今からだって遅くない。自由は手に入れられるんだよ」と鳥たち囀りますが、彼らには鳥の言葉は聞こえません。

鳥の王様は、彼らに魔法をかけて鳥の世界に招き入れます。


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鳥たちが、初老の夫婦たちに与える言葉の数々が、もう本当に素晴らしくて、素晴らしくて、そしてとっても可笑しくって、、、

観ながら、泣き笑いしてしまいました。

決められたセリフはあるのだけれど、間違えちゃったり、飛ばしちゃったり、、、

でも、そこで出てくるアドリブの言葉がとっても素敵なんです。

深いんだけれど、ウィットとユーモアと、愛情に溢れていて、、、

そして、とても哲学的であり、示唆に富んでおり、豊かなメッセージばかり。

初老の夫婦に伝えている言葉は、伝えているようでいて、彼らが過去の自分に話しかけている言葉でもあって、、、

セラピューティックシアターは、彼らにとって自分の人生に起きた出来事の全てを「これでよし」と、確認するきっかけになったのでは、、、

彼らの言葉を聞きながら、そんな風に感じました。

私たち観客にも、伝わってくる彼らの思いはハートに響き、、、、

だから、こんなにも深い部分で共感や癒しが起こっていくんだなぁと、そう改めて感じた体験でした。





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車椅子に乗ってはいるけれど、私たちよりずっと自由だなぁ。

そして、その自由さは、不自由さという体験(精神的にも肉体的にも)の中からたどり着いたものなんだろうな。

帰り道、タイトルの「The Birds」が、胸の中でグルグル回転。

ー「鳥」になったあと、人は何を思うんだろう?

ーその思いは、次にどこへ人を向かわせていくんだろう?

ーそこに、どうドラマセラピストは寄り添っていけるんだろう?


ふっと、日本の両親や、インターンシップ先のクライアントさんたちの顔が浮かびました。

ー私は、この経験をどう生かしていけるんだろう?


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今は少しずつ、自分の中で深めていっているプロセスの最中。

そして、いろんなことが同時進行中。

実はセラピューティック・シアターの期末課題の一つは、自己開示劇と呼ばれるパフォーマンスなんです。

が!

う〜ん、、、

今の自分が、どんな風に何をパフォーマンスとして出すんだろう?

自分の中も手探りしながら、プロセスを進めている11月です。



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# by Dorothy-Naomi | 2017-11-26 15:46 | *NY Sketchbook | Comments(0)

NY Life in Nov.(2) 2017★魔女の街セーラム&The Crucible




(前述の)ドラマセラピーの学会あと、帰りは皆とは別行動で一人Salemへ。

私の泊まったホテルのある山の中の森を下って海岸沿いへ、、、車で15分ほどで到着。

ここ、Salem(セーラム)は17世紀に行われた魔女裁判で有名な街です。

ハロウィンの時期に、ここに泊まっているのも不思議な巡り合わせだしね、、、と、まずは魔女博物館へ。


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朝の9時から魔女博物館の前は、すでに長蛇の列!すご〜い!

パントマイマーの魔女が、入り口でご挨拶。


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中に入ると劇場のようになっていて、当時の魔女裁判の経緯を等身大の人形模型たちが動いて見せてくれる仕組みになっていました。

ふ〜ん、なるほどね、という部分と、ムムム?という部分とあり、、、
私がアカシックリーディングで受け取る情報と違う部分も、、、

まぁ、いろんな思惑が動いて事件が膨らんでいくのは昔も今も同じこと。

私は何回かの過去生で、この街に来ているんだなというのも分かりました。

初夏に訪れたボストン、コンコード、レキシントン(まだブログに書いていないけれど)といい、東海岸のこの辺りは相当ご縁が深いんですね〜


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街中を歩くと、わお!

あちこちに魔女や魔法使い、海賊やお化けたちが!!


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観光客も、この通り。


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ワンちゃんの服装まで!!

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海賊ジャック・スパロウは、ラム酒ファンドを募集中!HAHAHA!!


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マグル(人間)の芸を見る、デビルたちの一団を発見!



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こんなお洒落で可愛い魔女も見物中。


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街のメインストリートを歩いていくと、、、


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「Bewitched(奥様は魔女)」のサマンサを発見!

ひゃ〜!嬉しい〜〜(>▽<)

これはやっぱり撮らなくちゃ!と、サマンサと2ショット(?)をパチリ!!


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インフォメーション係の人の服装も、ハロウィンカラー。


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他にも魔女の牢屋博物館や、裁判官の家などいくつか観光スポットはあったのですが、それは次回かな。


ボストンに住んでいるお二人とのアカシックリーディングセッションの約束があったので、正味半日ほどの滞在でしたが、かなり楽しんだかな。満足、満足!



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セーラムの駅からコミュータートレインに乗って、ボストンへ。

ボストンでのセッション後は、アムトラックに揺られて4時間。

ふたたびNYへ。



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 友人数人から、「セーラムの魔女裁判を舞台にしたアーサー・ミラーの戯曲があるよ」という話を聞いたのは、NYに戻ってきてからのこと。

探してみようかな?と思っていたら、なんとNYUのTisch(芸術学部ティシュー校)で上演されると知り、益々びっくり!

「これは、観なさいよってことね。」と、次の週末に観に行ってきました。



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芸術学部Tischは音楽家、舞踏科、演劇科、フィルム科などがあり、演劇科には何人も有名な俳優たちが卒業生にいます。

音楽科は、最近ではレディガガが卒業したことで有名かな。

入り口のショーウィンドゥには月ごとに様々な舞台衣装が飾られていて、それを見るのも私の密かな楽しみの一つ(^^)


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この日見た劇の名前はThe Crucible(るつぼ)。


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魔女裁判を元に書かれたこの劇のメインテーマは正直さ、不正直さ、冤罪。

人の思惑や政治的な策略によって、どんどん何の関係もない人が犯人として「はまっていく」「はめられていく」プロセスが、心理劇的に描かれており見ごたえあり!

アーサー・ミラーはアカシックにつながって書いたんじゃないかな?と思います。

優れた芸術家や小説家の中には、何人もそういう人がいるんです。

事実は小説より奇なり、とはよく言う言葉だけれど、、、

歴史的事実と信じられているものが、必ずしも正しいとは限らないし、時には小説の方が真実に近いってこともあるんだってことですね。



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この秋は授業でも幾つかの劇を見に行ったので、その話はまた次回に★

 

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# by Dorothy-Naomi | 2017-11-08 14:40 | *NY Sketchbook | Comments(0)

NY Life in Nov. (1) 2017★北米ドラマセラピー学会・初参加




10月の終わり、初めて北米ドラマセラピー学会(NADTA)に参加してきました。


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クラスメイトのバーバラの車にアレックスとステイシーと一緒に乗り込んで、5時間半のドライブ。

終わらないのでは?と思ったくらいキツかった授業課題も仕上げて提出し、インターンシップのネームタグも取り外し、、、

Yeah!! Good-bye NYC!

♫Stand by MeをBGMに車が走り出すと、大歓声!
HAHAHA みんなノリノリだ〜(>▽<)

大声で歌ったり、踊ったり(車の中なのに!)、おやつをつまみながらガールズトークに勤しんで(?)いると、5時間半は本当にあっという間。


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たどり着いたのは、マサチューセッツ州ボストン郊外の森の中。

はっとするくらい美しい、秋色に染まった木々の葉。

私だけ皆と違うホテルに成ってしまい残念だな〜と思っていたけれど、とても静かないい空気に包まれた空間を独り占めできたのは予想外!

う〜ん、ちょっとうれしい〜

NYでは味わえない森の空気に包まれて、初日の夜を過ごしました。


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北米ドラマセラピー学会(NADTA)は、今現在、一番大きな学会です。

毎年10月に大きなカンファレンスを4日間ほど行うのが恒例。

1年毎にアメリカの西側、東側と開催場所を変えて行われます。

今年の開催場所は東側、ボストンからかなり離れたDanverという地区で山の奥。

私たちが参加したのは、前夜祭WS&イベントと後夜祭WS&イベントをのぞいた2日目と3日目のプログラムです。

今年の参加者はアメリカやカナダだけでなく、イギリス、スペイン、ロシア、イスラエル、ドミニカ共和国、アフリカ、香港から参加などなど、、、

世界各国から300名以上が集結。
上は70代から、下は20代まで、国籍も人種も年齢もさまざま。

オープニングセレモニーも、歌やダンス、体で表現するポエム、メディテーションなどが組み込まれたスタイルで「やっぱり、この団体は本当にユニークだな〜」というのが第一印象。



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ワークショッップの他に、学会全体で行う表彰式、様々な研究の発表、今年ドラマセラピストになった方々の紹介の時間もあり、スケジュールに従って動いていると、、、

あらら!
気がつくと夜?という感じ。

あっという間に1日目は終了。


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さて、肝心の学会のプログラムの内容はというと、、、

これが本当に盛りだくさんで、とても書ききれないくらい。

朝の8時の早朝ミニWSから始まり(参加は任意)、夜の8時半まで本当にバラエティ豊かなワークショップが開催されています。

全部で30以上はあったのでは?
事前に、その中から自分が参加したいものを選んで登録する形式です。

が、、、うーん!難しい〜!
魅力的な内容のものが多すぎて、選ぶのは本当に一苦労でした。


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私が参加したものを幾つか列記すると、、、

・The Who, What, When, and Why of Drama Therapy Interventions

セラピストが、何を、いつ、なぜ、介入するのか?すべきなのか?病院の現場においてのドラマセラピーについて。


・Therapeutic Theater illuminating Intersectionality of Race, Power & Privilege

人種、権力、偏見や優越意識、差別意識をテーマにした女性ドラマセラピスト6名によるパフォーマンス&参加者を交えてのディスカッション


・Using Masks and Other Created Objects in Drama Therapy -Finding Hope and Meaning

マスクや他のグッズを利用してのドラマセラピー。


・The Acting Cure-Strengths -based Group Techniques for People with Intellectual Disablities

学習障害を持つ方々を対象にしたドラマセラピー。

・・・といった感じ。

下の写真は、ワークショップ中の休憩時間の様子をパチリ。

このWSではレクチャー&VTR上映の他に、鬱病、統合失調症、人格障害、強迫神経症、アルコール依存、ドラッグ中毒など、自分がドラマセラピーの現場で担当しているクライアントの病名ごとに分かれてのディスカッションも行わました。


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特にとても心に残ったWSは、マスクを使ってのドラマセラピーを紹介してくれたカナダのYuhuditのWSです。

前半の90分は特定のものに変身した状態でのペアワークやグループパフォーマンスの実技。

ダンスセラピストでもある彼女は、人に与える動き方の指示もすごく的確で、その人の身体から発するものをパッと引き出して言葉以上に雄弁に語らせていきます。

まるで彼女の魔法にかけられたように、身体主体で動いていく私たち。

言葉以上に豊かなコミュニケーションが生まれていく面白さ、不思議さを、思う存分に味わいました。

「物質」に変身して、グループで一つの物語を創り上げるワークは何度も体験していますが、このWSでは「1人、1フレーズのみを発話する」という決め事が加わり、なんとも面白いグループドラマが仕上がりました。

WS後半は、大事な人を自殺で亡くされたご家族の方々を対象にした、マスクを使ったドラマセラピーについて。

彼女がカナダで行っているドラマセラピーのドキュメンタリーを観ながらのディスカッション。

マスク作りの中から生まれてくる対話や、体の思い思いの部分にマスクをつけることでバランスをとっていく参加者たちの心の旅が画面から伝わってきて胸をつかれました。

ドラマセラピストの役割ってなんだろう?

それを深く深く考えさせられた時間でもありました。



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二日目の夜の、デーナの一人芝居「Marylyn, Norma Jean, & Me 」(マリリンモンロー、ノーマ・ジーンと僕)も忘れられないものの一つ。

デーナはNYUの卒業生で、去年は一緒にロバートの授業を受けていた元クラスメイトでもあります。(彼は卒業して6年ですが、ロバートの最後の授業を受けるために病院の勤務後に去年はNYUに通ってきていたのです。)

病院の精神科にドラマセラピストとして勤務する彼と、一人の初老の女性患者さんとのセラピーのやりとりを、一人語りで演じていくスタイル。

ものすごく二人の心の距離が離れている状態からスタートし、どうやって心を近づけて行ったのか、どう人間関係を築いていったのか?がテーマです。

ある時はシビアに、ある時はユーモラスに、ある時は胸がポッとあたかく、ある時は切なく、、、

二人の関係性が淡々と演じられていきます。

それを観ているうちに、どんどん鼻の奥がツーンとしてきて、、、

もう、もう、、、、涙腺決壊!!!

ードラマセラピストが一番大事にしなくちゃいけないことって、実は何かを治していくことなんかじゃなくて、その人との関係性を築き上げていくということなんだよね。

そこを強く強くリマインドさせてくれた作品でした。


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夜は学会長主催のカクテルパーティーに、クラスメイトたちと参加。

久しぶりに再会した卒業生たちも参加して、みんなで一緒にかんぱーい!

「思い切って今年参加して、本当によかった〜。去年の私は、ここまで楽しむ余裕はなかったもん。」

そんなことを日本語で胸の中でつぶやいていると、横にいたバーバラがジッと私の顔を見て、うなづきながらニヤリ!

HAHAHA!!
う〜ん、伝わった?
テレパシーだね!


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今回、正直言って参加するかどうか色々と悩んだけれど、思い切って参加してよかったな〜と思います。

ドラマセラピーの大きな流れや今の動きを実感することができたし、
現場で何がどう行われているのかを(NY以外の視点で)知ることができたし、

何より、自分の目指したいことがハッキリと確認できたのは大きかった〜!

深まる秋と一緒に、この秋、私はどこまでドラマセラピーを深めていけるかな?

NYの紅葉と一緒に、ダンスを踊りたいような気分の私です。




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# by Dorothy-Naomi | 2017-11-07 16:04 | *NY Sketchbook | Comments(0)

NY Life in Oct 2017★秋のインターンシップ1ヶ月経過



秋のインターンシップが始まってから、約1ヶ月経過!

ここはブルックリン。

ビルの8階からはDUMBOと呼ばれる地区が見渡せます。

遠くにある橋はマンハッタン・ブリッジ(見えるかな?)


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先月からJewish BoardというNPOで、週に3日勤務のインターンシップがスタートしました。

来年の5月までインターンをするので、今は最初のプロローグを体験中といったところかな。

Jewish Boardは、NY市民に向けた様々な取り組みを行っている組織です。

私たちが担当しているのはPROS Programとよばれる部署。

簡単に言うと、精神疾患の症状で入院&通院していた方々の社会復帰をサポートすることを目的にしているところです。

精神科の医師が2名、ソーシャルワーカーが10名近く、手話通訳者が2名、そして私たちインターンが3名、ディレクターが1名、サブディレクターが1名、情報管理のスタッフが数名。

他には給食室に数名、受付、ガードマンなど、すべて含めると30名近いスタッフが勤務しています。

ここにやってくる方々は、1日、約170人近くといったところ。

朝の9時から午後3時まで様々な内容のプログラムが提供され、ランチやスナックも含めてすべて無料です。


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どんなプログラムが行われているか、私が関わっているものを幾つかあげてみると、、、

ーGoal Achievement through Drama (ドラマを通じての目的達成)

ーSocial Skills through Role Play (ロールプレイを通じてのソーシャルスキル)

ーCoping Skills through Drama (ドラマを通じての物事の対処法)

ーProgress and Recovery (進展と回復)

ーMindfulness and Recovery (マインドフルネスと回復)

こんな感じ。

他にも、感情のコントロールのプログラム、お金の管理のプログラム、アートセラピーのプログラム、栄養バランスを考えるプログラムなどなどetc

その人が社会復帰していくために必要なプログラムを、自分のソーシャルワーカーと相談しながら選択し、受講していくシステムです。



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私はここでドラマセラピーのインターンとして勤務しています。。。が!!!

入ってからわかったことは、スタッフが足りないのでドラマセラピー以外のグループも、ソーシャルワーカーに混じって担当することに。。。

「ナオミ、これとこれも担当してもらっていいかしら?」

へっ!?
ど、どういうこと(@0@)???
わ、わたしはドラマセラピストなのに?!


・・・最初は勝手が全くわからず、目を白黒させながらの毎日でした。

夏からインターンしをしているクラスメイトのショーンがいなかったら、どうなっていたんだろう(汗)

スーパーバイザーのサラ(NYUの教授でもあります)は週に1度だけしかブルックリンにはこないので、とにかく困った時には即ショーンにSOS! 

他にインターン仲間は、ソーシャルワーカーを目指しているロングアイランド大学院のクロデール。

彼女は元はJewish Boardで事務職員として働いていて、「やっぱりソーシャルワーカーを目指したくて」大学院に入り直したという経歴。

う〜ん、なんて頼もしい!

9時から3時までのプログラムを次から次へと担当し、今日の内容を記して時計をみれば午後4時過ぎ。

あっという間に1日が終わっていきます。



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ここに通ってくる人々の病歴は本当に様々。

統合失調症、双極性障害(躁鬱病)、鬱病、不安症、強迫神経症、摂食障害、人格障害、発達障害etc

白人はもちろん、アフリカ系、スペイン系、メキシコ系、アジア系など人種も様々。

スペイン語しか話せない人もいれば、シェルターと呼ばれる保護施設で暮らしている人も。。。

先日のこと。

「ナオミ」と、声をかけられて振り向くとCさん。

「・・・一人でトラベルできるようになったの。」

"トラベルできるようになった"というのは、"一人旅ができるようになった"と伝えているのではなく、"一人で家から電車やバスに乗って移動できるようになった"ということだと分かったのは、少し経ってからのこと。

彼女は、今までずっと付き添いの方と一緒に電車やバスに乗っていたんです。

すぐに反応できなかった自分を「もう〜!(><)」と思いながら、「 Great!すっごいじゃない!」とCさんに言うと、すごく嬉しそうに笑ってくれました。

ここに通い始めて16年目だという彼女。

一人で乗り物に乗って行動するというのは、ものすごく勇気がいることだったはず。

16年目にして大冒険に挑戦し、それを見事に達成したんだな〜と思ったらジーンときました。


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ここにきて一番驚いたのは、通い続けて10年以上という人の多さです。

Cさんも、そのうちの一人。

「患者」として入院している状態からは脱したけれど、「社会人」というところに到着するには距離がある.・・・

つまり実社会へ戻って行く前の段階に、これだけ多くの人が足踏み状態のままでいるのだということ。

この事実には、胸をつかれました。



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「自分が、何にも知らないんだってことを許すの。」とは、スーパーバイザーのサラの言葉。

「クリエイティブに何でもやってみなさい。」とは、ディレクターのウェンディ言葉。

今は日々手探りの状態で、毎回プランニングにも頭を悩ませているけれど、、、

たぶん今は何をどうやるかよりも、皆の気持ちに寄り添っていくことの方が大事なんだろうな。

気持ちに寄り添っていく中で、見えてくるものが絶対にあるはずだから。

そしたら、それをやっていけばいいんだろうな。

ここで何が自分にどれだけ出来るかは、わからないけれど、、、

とにかく、今はしっかりと皆に寄り添って関わっていこうか。



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来週からは、Jewish Boardにインターンとして勤務している大学院生たちのディスカッション・グループにも参加予定。

色んな部署で勤務している人々たちとのディスカッションで、また視野が広がる予感。

ひよっこドラマセラピスト・インターン奮闘記、まだまだ続きま〜す。


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# by Dorothy-Naomi | 2017-10-15 14:14 | *NY Sketchbook | Comments(0)