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2012*TOKYO夏のカケラ(2)


先日、自分が育った街を一人訪ねてきました。

「よし、行くなら今日だな。」
きれいに晴れ渡った夏空が背中を後押ししてくれたのかもしれません。

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東京の外れのこの街に降り立ったのは、約20年ぶりのこと。

両親も別の場所に住まいを移し、この街で今でも繋がりのある人は誰もいません。

駅の階段を降りた瞬間...!!!!!

目の前にあるのは、そびえたつ高層マンション&巨大なスーパーマーケット!

思い出の中の小さな東京の外れの街とは全く別の街です。

…時間がそれだけ経ったってこと。当たり前と言えば、当たり前☆

そう気を取りなおして、改めてまわりを見渡せば…見覚えのある和菓子屋さんや本屋さんの看板を発見。

少しホッとしながら、自宅のあった場所まで徒歩で20分ほどの距離をブラブラ歩いて
いくことにしました。

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記憶を頼りに「とっておきの近道ルート」を歩きだせば、不思議なもので内蔵センサーに導かれたかのように勝手に足が前に前にと進んでいきます。

すっかり忘れかけていた同級生の顔やニックネーム、小さな出来事の数々が、
どんどん思い出されてくるのもビックリ。

そして歩けば目に入ってくる、お寺、神社、お寺、神社...。

私の住んでいた付近は、寺町と呼ばれるくらいお寺や神社だらけのエリア。
大晦日は除夜の鐘が至る所から聞こえてきて、ステレオ放送状態だったっけ。

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むむむ?「遺跡をたどる石畳の道」?こんなの、あったかな?
あとから出来たんだね。

そう言えば、よく遺跡発掘隊が来ていたものね。
我が家も古代の祭祀場跡だったと言われてビックリしたっけ。

明らかに普通の家とは言えないくらい沢山の神棚があったのも、子供のころの幾つかの不思議な体験も、全部つながっていたんだなぁとは今になって思うこと....

普通に歩けば20分ほどの距離を40分もかけ、目的地の「もと我が家」にたどり着きました。

目印は小学校です。

わぁー!ジャングルジムの隣の木こんなに大きくなったんだ。
すっかり大きくなった木の葉陰から蝉の大合唱だね。

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小学校の目の前にあった我が家。
今は、すてきなオレンジ色の家が建っています。

いろんな気持ちが一気にあふれ出してきて、全部一緒になってグルグルグル.....

心の奥の扉から、小さな女の子が一人ピョンと飛び出してきました。
今日のナビゲーターは少女時代の私です。

さ、歩いてみようよ。
気の向くまま、足のむくまま....

目の前に広がる風景は、あの頃とは全然違ってしまっているけれど...
至る所で顔を出すのは、あの頃の自分。思い出すのは、あの頃の気持ち。

そのまま二人で一緒に歩き回りながら、半日その街で過ごしました。

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私が確かめたかったのは...

なくなったようでいて、なくなっていなかったもの。
見えなかったようでいて、そこにあり続けたもの。
そして、忘れたようでいて忘れてなんかいない自分自身。

...それが分かった自分でよかったね。
横から小さな声が聞こえてきます。

もう少し、プライベート東京ウォーカーは続きそうです。

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by Dorothy-Naomi | 2012-08-22 22:23 | *Holiday | Comments(0)

2012*TOKYO夏のカケラ(1)



東京生まれの東京育ちです。

生まれたのは東京の真ん中、育ったのは東京の東、今は東京の西が住所。

山手育ちの母も、下町育ちの父も、そろって東京生まれの東京育ち。

つまり....私のふるさと=TOKYOです☆

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子供の頃は、夏になると「お盆」とか「田舎のおじいちゃんやおばあちゃん」」といった
言葉が友達から飛び出てくると、ちょっと取り残されたような気持ちになったっけ。

父方の祖父母とは一緒に住んでいたし、母方の祖父母は都会の真ん中に住み…
「私の田舎ってどこ?なんでないの?」と聞いて、両親を困らせたりしていました。

ナスやきゅうりのお盆飾りも、田んぼの緑も知らない私は「日本の正しい故郷を知らない!」と言われているようなような気がして気が引けていたんですね。

でも、そんな事どうだっていいんだと思うようになったのはいつからだったのかな?

自分の思いがこもっている場所、それが故郷なんですよね。

そして、自分が帰りたい場所、大事な思い出や、大事な人の笑顔がある場所...

それが故郷なんだと今は思っています。

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さまざまな表情を見せる東京の四季を、私は愛しています。

春の隅田川や千鳥ヶ淵の満開の桜も…

夏の夜の隅田川の花火大会も...

秋の神宮外苑の銀杏並木と焼き芋も(へへへ)...

冬の銀座のクリスマスツリーの美しいイルミネーションも...

今、私が住んでいる世田谷のこの町の四季も...

私には大事な大事な「故郷の四季百景」の名シーン☆

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先日、久しぶりに浜離宮庭園へと足を延ばしました。

ここに来るのは小学校以来かも思いながら、蝉しぐれの林を抜けると...
目の前に広がる東京湾。

倉庫、船、レインボーブリッジ、カモメ...

きれいな浜辺も、美しい青い海もないけれど...
この海辺の景色は「私の東京アルバム」の大事な1シーン。

庭園を見下ろすホテルのラウンジでお茶を飲みながら、小さかったころ家族でこの庭園を歩いた自分を思い出していました。

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今年の夏は、なぜかしきりに心のアルバムにしまっていた「とても個人的な場所や思い出シーン」が思い起こされて仕方ありません。

ー少女時代に住んでいた家の近くにあった空き地の原っぱ。ボロボロの無人家が、秘密の砦だったな。

ー母方の祖父母と遊んだ赤坂の丘の上の公園。TBSが目の前に見えたっけ。

ー駅から家までのとっておきの近道ルート。まだあのルートはあるのかな。

それから、それから.......

ノスタルジックな優しい思い出もあれば、今でも胸の奥がうずいてヒリッとするような思い出もあります。


大事に守り続けたい思いもあれば、いっそのこと全てを忘れてしまいたいような思い出もあります。

もしもその場所を今訪れたら、どんな気持ちになるんだろう?

「あの頃わからなかったこと、わかったようなふりをしてしまったこと...
今ならちゃんと分かるよ。」

そんなメッセージが、少女時代の私から今の私に送られてきているような気がします。

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8月も半ばに差し掛かりましたね。

さぁ、私の夏休みはこれから☆

この夏は家族で都心のホテルで過ごしながら、時計を忘れて少しのんびりします。

東京の空の下、今まで自分が生きてきた時間を丁寧に思い起こしてみるのも悪くないかな。

時間を巻き戻してタイムトラベルしたときに、見えてくるものがあるんだろうな。

そして今だからこそ、それを私は見つめたいんだろうな。

そんな風に思っています。

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by Dorothy-Naomi | 2012-08-09 23:12 | *Holiday | Comments(2)