石井桃子展

金曜日、妹のぽんちゃんと世田谷文学館に行ってきました。

石井桃子展が開催されるという告知を目にしたのは、2ヶ月ほど前のこと。

ちょうど本番ラッシュの前だったこともあり、すべての事がおわったら行こう!と心に決めていたのです。

ようやっと来れた★

チラシとチケットを見つめながら、じんわりと嬉しさに浸っていました。


e0182671_1031035.jpg
芦花公園で下車し、道伝いに5分ほど行くとガラス張りのモダンな建物が見えてきます。

そのモダンな建物の横には、なんとも風情のある白壁と、堀の中に泳ぐ鯉。

前回ここに来たのはムットーニ氏の展示だったでしょうか。

ほぼ一年ぶりの世田谷文学館。

なんともいえない気持ちのいい空間です。


石井桃子さん。

日本の児童文学界で、これほど有名な方もいないでしょう。

ちいさなうさこちゃん、ノンちゃん雲に乗る、三月ひなの月、こねこのぴっち、
クマのプーさん、ちいさいおうち、ピーター・ラビットのおはなし、小さい牛追い、 

etc etc.......

彼女が関わった作品は、創作物語&翻訳物語、数え上げればキリがありません。

私たちが先日の公演でとりあげた、エリナー・ファージョンの「ムギと王さま」も石井さんの翻訳です。

e0182671_1041440.jpg

私が生まれたときに、母方の祖父が誕生祝に真っ先におくってくれたのが
「ちいさなうさこちゃん」。

ぼろぼろになるくらい大事に大事に持っていた一冊です。

お雛様の時期に、母が読んでくれたのは「三月ひなの月」。

今でも胸がキューンとします。

少年Nが小さかったときには、「ちいさいおうち」や「こねこのぴっち」をよく読んでやりました。

「海のおばけオーリー」も大好きだった一冊。


平日にも関わらず、館内は多くの人でいっぱいでしたが、とても静かでした。

それぞれ、自分の中の大事な思いを抱えて、ここに足を運んだ人々。


児童文学作品の一つ一つに、その物語と石井さんとの出会いや秘話、

出来上がって出版されるまでのストーリーが説明されていました。

犬養家に贈られてきたクリスマス・プレゼントの一冊だった童話を、

当時幼女だった道子さんたちに口で訳して語り聞かせてやったのが

「クマのプーさん」誕生の瞬間だったというエピソードは印象的です。


一枚一枚丁寧に書きこまれた翻訳のメモ、走り書き、

ヴァージニア・リー・バートンや、エリナー・ファージョンと交わした書簡、

クリスマスカードや、自筆のデッサン。

石井さんが撮影したスライドに映し出されるヨーロッパの街角やNYの摩天楼。

ご自宅の一階にある「かつら文庫」に今も毎年かざられる手彫りの雛飾り。

e0182671_1052681.jpg
2008年に101歳で亡くなるまで石井さんが愛情深く、熱心に、そして誠実に歩んできた道。

会場全体に満ちている静かであたたかな空気に包まれて、しばらく時の経つのも忘れて過ごしました。

語り聞かせてくれる母のヒザに寄り添って、姉妹そして弟も、皆で本をのぞきこんだ子供時代。

あの頃にタイムトリップしてしまったよう。

私の大事なルーツの一つに出会えた時間でした。




一人芝居と人形展示の世界⇒【The Moon Light Grove~月あかりの森

Twitter ID⇒@NaomiTMLG

★関連サイトはコチラです↓

にほんブログ村 トラコミュ 日常の小さなできごとを愛する生活へ日常の小さなできごとを愛する生活


Thank you for coming!
この小さな屋根裏部屋にいらして頂き、ありがとうございました(^^)
ポチッと以下のボタンを押していただければ、大変嬉しく思います♪


人気ブログランキングへブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村
[PR]
by Dorothy-Naomi | 2010-04-11 21:01 | *Art & Theater | Comments(0)
<< 月あかりの森:第三回公演★スラ... 発音検定試験★本番ラッシュ番外編 >>