少し前の話です。 1月の半ば、話題のミュージカル「DEAR EVAN HANSEN」を観劇しました。 平日も数ヶ月先までマチネも夜も満席だと言われたのですが、1枚だけ奇跡的に手に入ったのは本当にラッキーでした。 精神病というテーマを取り上げたミュージカルは、かなり異色と言えますが、去年、見事にトニー賞をとったこともあり、この日もぎっしり。満席! 熱心にパンフレトを読む人も多く、この作品への関心の高さも伝わってきます。 主人公のエヴァンは、母親と二人暮らし。 社会不安障害を抱え、セラピーに通い続けている高校生。 セラピストから出された宿題は「毎日、自分宛に手紙を書くこと」。 その手紙の書き出しが、そのままこのミュージカルのタイトルになっています。 同じようにクラスからはみ出しているクラスメイトの1人の突然の自殺、SNS文化、情報の捏造や拡散、、、 現代に散らばっている様々な問題が作品の中には散りばめられ、とてもリアルで切実。 観ながら、昔の自分や、今のインターンシップ先のクライアントさんたちの顔が次々に浮かんできてグッときました。 みんな、誰しも1人1人がエヴァンなのかもしれなくて、、、 みんな、きっと心の奥で誰かに見つけてもらいたいと思っていて、、、 主題曲の「You will be found」は、忘れられないナンバーになりそうです。 1月は、とびきり嬉しいニュースもありました。 インターンシップ先で、その日の最後のドラマセラピーのグループセッションが終わった後のこと、 突然「ナオミー!ナオミー!」と、遠くから声が? 振り向くと、今日のグループセッションに参加予定だったCさんが走り寄ってきて、、、 「今さっき、面接した先から連絡がきて採用だって!決まったよ!私、働くことに決まったよー!」 「うわあ〜!やったね!!おめでとう〜!!!」 もう、うれしくって、うれしくって、うれしくって、、、 思わずCさんとハグ!!! 彼女が、このJewish Boardの精神病からの回復支援プログラムに通い続けて、もう10年以上になることは知っていました。 「私が目指しているゴールは、社会復帰すること、職を得ることです!」 そう、毎月のプログレス・ノートに記し続けてきた彼女。 心の病のアップダウンとたたかいながら、自分の回復を信じてがんばってきたCさんの朗報は、我が事のように嬉しくて、、、 心の中にジ〜ンワリ、喜びが広がっていきました。 I wish you all the best for your future growth!! 大学院では春学期が本格的にスタートして、早1ヶ月近く経過。 またもや毎週の課題の山と格闘中の毎日です。 (山というよりも、今学期はものすごく広大な海を泳いでいるような感じかも〜) 今学期、私がとっている授業は以下の4つです。 ・Individual Counseling (カウンセリング&心理療法、各パーソナリティ理論) ・Advanced Theories and Research (卒論&卒論関係のリサーチ) ・Ethics (倫理基準) ・Internship lectures and Lab.(インターンシップに絡んだ内容と、実習) 今学期はドラマセラピーのクラスに、仲間が1人増えました。 上海の芸術大学からきたDavid(英語名)は、もとTVキャスターで、その後にドラマセラピーを学び始めたという経歴。 ドラマセラピーの本を初めて中国語に訳したのは、彼だとのこと。(ブラボー!) それまで、ドラマセラピーという言葉も、認識も中国にはなかったとのこと。 私たちの水曜日のクラスに加わり、とてもユニークな体験やワークをシェアしてもらっています。 先週は彼がリードをとり「太極拳の動きと、呼吸とエネルギーフローを使いながら、どう詩を体で表現していくか?」という、ユニークなワークを実習。 太極拳をやったのは初めて! でも体が自然に動いていくのはアジア人だからかな? 中国語の4つの音階のエネルギーと、人の感情と、体の部位が、どうリンクしているのか?といった話は、すごく興味深くって、日本人の持つ知恵とも共通するものがあることを発見。 水曜日は夜遅くまで大学院に缶詰で結構ハードな1日だけれど、とても刺激的で面白い時間になりそうな予感。 卒論は、おおよそ100ページ前後になる予定かな。 先日ようやくアウトラインを完成&提出。 これを基本にして前半のイントロ〜文献研究までを書き上げていきます。 アウトラインを作るまでも、さんざん迷ったり、悩んだり、、、 自分の書きたいテーマはあるものの、どう形にしていくべきか、どういう方法論で実践し、アセスメントをすべきなのか、、、、 う〜ん、、、どうする?どうする? 頭の中がグルグル状態が続いていた1カ月でした。 ここにきて、ようやく少し光が差してきたかな〜(^^; 今週からは最初のイントロダクションの執筆に入っていきます。 まだまだ寒さは続くけれど、寒さの中で育つものもあるものね。 一歩進んで二歩下がりつつ、 そんな過程も楽しみつつ、 だね。 When winter comes, can Spring be far behind?
by Dorothy-Naomi
| 2018-02-06 12:46
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