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5月*終わりと始まり



今日は久しぶりに午後が完全にオフなので、このブログを書いています。

前回から早くも一ヶ月とは!

紫陽花も咲き出すわけです。


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あっという間に駆け抜けた今月。

日本を東に西に、、、

よく歩き回ったぞーという一ヶ月でした。

訪れた先々で出会ったもの、人、出来事、、、

全てが繋がっているんだなぁ、偶然なんて一つもないなぁ。

そうつくづく思います。

平成から令和へと変わる端境の時も、ちょうど旅の真っ最中でした。

行くべき場所で迎えた「終わりと始まり」だったなぁと感じています。



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GWの後半の1日は、母を連れて妹と彼女の思い出の場所を巡ってきました。

朝早くから、1日ずっと運転手を務めてくれた夫には、心から感謝、感謝です。

まず、訪れたのは母の母校。

閉まっているだろうなと思ったら、母の母校の通用門が偶然に空いていたのにはビックリ!

何て、ラッキー!

中に入ると守衛さんが出てきましたが、、、

「4回生です。OGです。」と妹が告げると、そのまま校庭にはいることを許可してくれたのもたまたまではなかったはず。

母がよく話してくれた学生時代の楽しい思い出は、この女子校での出来事ばかり。

今でも親交が続く友人たちも、この学校で仲良くなった方々ばかり。

祖父が系列校で音楽教師だったこともあり、ここには彼女の多くの思い出がつまっています。

10代の頃の母を想像しながら、車椅子を押して校庭を回って歩きました。



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次に訪れたのは、母が結婚前に住んでいた赤坂の坂の上の一角。

すでに当時の家はなくなっているけれど、、、

母の記憶の中には、この地の思い出は残っていたようです。

「はい、覚えていますとも」

そう言いながら、彼女は周りの景色を眺めていました。



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その家の近くの公園で父や弟も合流して、しばし昔の思い出話に花を咲かせていると、、、

母は目を閉じて、うたた寝を始めました。

最近は目を開けていられる時間が、すっかりと少なくなってきているのです。

さあ、そろそろホテルで休憩しようか?

でも、もう一台車が必要だからタクシーを呼ばなくちゃね。

そう思ったところに、すーっと現れたのは一台のタクシー。

時計を見ると、、、

12時44分!

やっぱり。

天使ナンバー44が登場とは、さすが!

天使たちのヘルプは、いつも本当に完璧です(^^)



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このホテルは母と父が結婚式を挙げたホテル。

ここに向かう車中、不意に見えない存在からの声が聞こえました。

「ありがとうね。この日をプランしてくれて、本当にありがとうね。
こうして、連れてきてくれたことを、本当に嬉しく思っているよ。」

祖父母からの声でした。

聞こえてきた瞬間、なんだか深い思いが一気に溢れ出してきて、、、

みるみる視界がぼやけてきて、、、

私の中に長い間ずっと残っていた母への様々な感情が、涙と一緒に溶けていくのを感じていました。



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我が家のNも、このホテルで合流。

全員で一緒に楽しんだランチタイムとティーブレイク。

母はとても嬉しかったようです。

最近ほとんど食べなくなっていたのに、、、

ケーキを美味しそうに口にし、娘時代に歌っていた歌曲のいくつかを歌い、
気持ちよさそうに、楽しそうに、笑っていました。

母を送り届けた帰り道。

体は疲れているはずなのに、心の底からホッとしている自分がいて、、、

夕焼け空を窓越しに眺めながら独り言。

ーようやく、いろんな思いを手放せたね。

この日は、とても大きな1日になりました。



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令和の始まった今月は、入れ替わりのタイミング。

どんどん古いものや古いパターンは終わっていき、新しいものへと形を変えて変化していくタイミング。

この流れに乗っていくと、たどり着くのはどこなのかな?

流れる景色も楽しみながら、オールを漕いでいくとしますか。


















by Dorothy-Naomi | 2019-05-30 20:41 | *Daily Notebook
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