6月の半ば過ぎから7月にかけては、大きな仕事がラッシュで立ち止まる暇もないくらい! すごく早くてパワフルな流れの中にいました。 今日は久しぶりの一人で過ごすオフ・タイム。 とは言っても明日はロール理論(ドラマセラピーの理論の一つで私の専門)の講義があるので、講義のスクリプトをまとめたりしなくちゃいけないんだけどね。 合間にヨガに行ったり、お茶を飲んだり、、、 先月から今月にかけてのことを、振り返ったりしています。 何と言っても一番大きかったのは、、、 NYU大学院時代の親友カーリーンが来日し、二人で3つのワークショップ(合計3本)を東京で行ったこと(詳しい内容はコチラ→CLICK) プロのドラマセラピストとして、プロのサイコドラマセラピストの友と、こうして母国で一緒に組んで仕事ができるなんて、、、 「NYUの大学院の地下ホールで、涙や汗やいろんなものでグチョグチョになりながら、授業に食らいついていった3年前の私たちに教えてあげたいよね。。。」 「そうだねぇ。でもさ、ナオミ、覚えてる? グリニッジビレッジのベトナムレストランで"一緒に二人で東京でワークショップしよう!"って話したこと! ぜったいに実現するって、私は思ってたよ。」 そう言って友は笑いました。 そうだった、そうだった! 友の顔をみながら、つくづく感じていたのは、、、 知識も実力も互角で、心の温度も一緒で、そして心からリスペクトしあえる友と出会った幸せ。 そして、その友と組んで一緒にドラマセラピーの仕事ができる幸せ。 目の前でお茶を飲んでいるカーリーンをみながら、うれしくって、うれしくって、、、 でも、この現実が信じられないような思いもあって、、、 確かめるように、何度も友とHUG!! こんな時間が人生に用意されていたなんて。 神様、素敵なプレゼントをありがとう。 カーリーンと初めて出会ったのは、NYUのドラマセラピー学科のオリエンテーションの初日。 NYは旅行では何度も訪れてきたけれど、こうして学ぶものとして内側から感じるものとは全く違うアメリカ社会。 オリエンテーション初日から、次々とアッパーカットを食らって呆然としていた私の心に、スーッと入ってきたのが彼女でした。 「肌の色によってグループにわかれなさい」 Sociometryというワークでのこと。 クロスカルチャーの教授からの指定に戸惑って一人で立ちすくんでいると(なぜなら私はクラスで唯一のアジア人だったので)、、、 「あなたはこっちでしょ!」と、腕をぐいっと引っ張って入れてくれたのがカーリーン。 「だって、あなたの肌も日焼けしているじゃない」と、にっこり。 リズ(教授)に「あなたは何故このグループなの?」と聞かれ、そのまま「、、、日焼けしているからです。」と答えると、、、 「そうね。いいでしょう。」 「あなたが、自分をどう捉えているのかが大事なの。人種とか、肌の色とかそういったことではなく、あなた自身が何を基準にみているか。その視点が大事なのよ。」 そう言われて、すごくハッとしたっけなぁ。 カーリーンは、すごく大事なことを私に伝えてくれた最初の人。 カーリーンが出産で休学したり、私が卒論とインターンシップでメチャクチャ忙しくなって会えないときも、、、 私たちは、常に変わらず本音で話し合える関係だった。 泣いたり、吠えたり、転げ回ったり、大声で笑ったり、、、 いろいろあったけれど、いつも真実の言葉で話ができた。 そんな関係性でいられる友達ができたのは、すごいことだよね。 打ち合わせや準備の合間を縫って、二人で色んな場所にもでかけましたよ。 妊娠5ヶ月にもかかわらず、カーリーンはとても精力的で、こちらが心配するくらい! 私が毎週行っている世田谷区のフリースクールにも同行し、子供達と一緒に遊んだり、、、 都立松沢病院の精神医学資料館に伺い、館内を見学させていただいたり、、、 夫の運転で富士山に行き(6合目まで山登り)、山中湖までまわってきたり、、、 我が家が家族ぐるみ親しくしているTくんと一緒に日本食レストランで食事したり(お蕎麦の食べ方が上手でびっくり!)、、、 二人で浅草&アメ横(ここに行ったのは30年ぶりくらい!)を歩き回ったり、、、 プロの英語ガイドSumikoとSumikoのお義母さまと一緒に芝の増上寺を見物し、七 夕の短冊を書いたり、、、 「東京の人々や街のエネルギーをど真ん中で感じたい」 そう言って新宿の歌舞伎町(!)に一泊だけホテルをとったカーリーンと、夜の歌舞伎町を歩いたりもしたっけ。 翌日、カーリンからきた「今日の待ち合わせ場所」はなんと「新宿思い出横丁」(爆笑!) 烏龍茶とオレンジジュースで乾杯! (昼間だし、妊婦だしね) お店の片隅で枝豆と焼き鳥を食べながら、セラピー談義!! HAHAHA !! 乙すぎない?! そのまま足を伸ばして、新宿御苑へ。 薄曇りの東京の空。 セントラルパークじゃなくって、東京の新宿御苑にいるなんて不思議だよね。 緑が濃い空気の中にいると、体まで緑色になりそう。 この日の翌日は、私たちの中で一番大きなワークショップ" My Innner Child" 互いの子ども時代の話、母との関係、そんな話が出たのは自然の流れ。 今までも互いにプライベートな話はたくさんしてきたけれど、、、 この日は、忘れていたような小さな記憶が思い出され、小さな森の中を歩きながら色んな話をしました。 さて、もうそろそろ帰ろうか。 すっかりと暗くなってきちゃったもんね。 森の出口にあった小さな看板に、ふと目をやると、、、 「母と子の森」という表示。 そうか。 やっぱり、そうなんだな。今がそのタイミングなんだね。 ぜーんぶ繋がっているんだね。 3つのワークショップを無事に終え、7月の最初の日にカーリーンは戻っていきました。 前日からすでに二人ともウルウルモードだったから、最後は笑顔でいこうね!と、空港のゲートではGood-byeは言わずにSee you, soon!! 見送ったあとに、なんだか涙がこみあげてきて、、、 カーリーンに見られなくって本当によかった。 「ナオミ、だめだよ」って怒られちゃうもんね。 言葉にならないなぁ。 たくさんの愛と勇気をありがとう。 『We are ROCK!』 そう、私たちは本当にロックだ。 そして、死ぬまでロックなんだと思うよ。 彼女が来てくれたことによって、少し大きな未来設計図が頭に浮かんできました。 想像の力は創造の力。 私たちの夢みる力は強いぞー! ROCKな私たちだもの、今年はほんのプレリュードかもしれないね。 では、次は本編かな? Let's go on to our next chapter!!
by Dorothy-Naomi
| 2019-07-19 20:03
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